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【院長ブログ】梅毒

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶種手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“梅毒”についてです。

 

梅毒とは?

梅毒は、トレポネーマ・パリダムという細菌によって引き起こされる性感染症の1つです。性的接触だけでなく、母子感染やまれには接触感染によっても伝播する可能性があります。初期に適切な治療を受けない場合、様々な臓器に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

 

梅毒の症状は?

梅毒の症状は感染後の段階によって異なります。初期梅毒では感染部位に無痛の潰瘍(シャンクル)が現れます。第二期梅毒では発疹や白斑、リンパ節の腫れなどが体全体に現れることがあります。感染から数年後には梅毒が進行し、心臓や脳、その他の臓器に損傷を与える第三期梅毒へと進展することもあります。

 

梅毒の原因は?

梅毒はトレポネーマ・パリダムという細菌によって引き起こされます。主に性的接触を通じて感染しますが、感染した母親から胎児への垂直感染や、感染した潰瘍に直接触れることによる感染もあり得ます。したがって、感染を防ぐためには、安全な性行為の実践と定期的な性病検査が重要です。

 

梅毒の検査・治療は?

梅毒の検査には、血液検査や潰瘍からの直接検体採取があります。治療には抗生物質が用いられ、初期段階であれば単一のペニシリン注射で治癒可能です。進行した梅毒の場合は、複数回のペニシリン治療が必要となることがあります。パートナーも同時に検査・治療を受けることが推奨されます。

 

気になる症状がございましたら、お気軽に三条京阪駅・三条駅の産科・婦人科江川クリニックへご相談ください。