三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“不正出血”についてです。
不正出血について
通常の月経以外で性器から出血があることを不正性器出血と言います。
不正出血のうち新しい血液の場合は赤い色をしていますが、古い場合は茶色っぽく、ごく少ない場合は黄色であるなど、血液の状態はさまざまみられます。
排卵期に起こる中間期出血など病気ではない場合も多くありますが、ホルモンバランスの乱れや何らかの病気が原因となることもあるため、気になる出血があればクリニックを受診するようにしましょう。
不正出血の原因や考えられる病気は?
不正出血が起こる原因や病気には次のようなものがあります。
ホルモンバランスの乱れによる場合:思春期や更年期などホルモンの量が不安定な時期に起こるものや、ストレスによるもの
炎症による場合:病原菌への感染、萎縮性腟炎、子宮内膜炎など
子宮腟部びらん:10〜30代の若い女性ではよくみられますが、子宮頸がんの初期に似ているため、注意が必要です
良性の腫瘍:子宮頸部や子宮内膜にできるポリープ、子宮筋腫など
悪性の腫瘍:子宮頸がん、子宮体がん、卵巣腫瘍、腟がん、子宮肉腫など
妊娠が関係する場合:妊娠初期の出血、妊娠中の出血、流産、異所性妊娠など
不正出血があったら
不正出血があったら、産婦人科を受診し検査を受けるようにしましょう。
不正出血の主な検査には、血液検査や超音波検査、子宮がん検査、おりもの検査、妊娠反応検査、性感染症検査などがあり、疑われる病気によって必要な検査を行うことになります。
また、もともと生理不順であるため、不正出血かどうか判別が難しいという場合にも、一度受診され原因を確かめておくことをおすすめします。
不正出血やホルモンバランスの乱れでお悩みの場合は、お気軽に当クリニックにご相談ください。