子宮のお悩み

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ご注意いただきたい子宮の病気

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮の筋層にできる良性腫瘍です。月経がある女性の40%程度が持つ病気とされています。主な症状は月経過多、月経期間が長引く、不正出血、下腹部の痛みなどです。原因ははっきりとわかっていませんが、女性ホルモンが関与しているのではないかと考えられています。

軽度の子宮筋腫で小さなものの場合、定期検診で経過観察を行います。ただし、症状が強く現れる場合などには薬物療法を行い、手術が必要であれば適切な専門機関をご紹介します。

患者さんの状況に応じて紹介先を選んでいます
患者さんの状況に応じて紹介先を選んでいます

京都市東山区の産科・婦人科江川クリニックには、周辺地域のドクターとの豊富なネットワークがあります。子宮筋腫での手術に限らず、当クリニックで対応が難しく他院を紹介する必要がある場合には、患者さんの状況に応じて最適な専門機関をご紹介するようにしています。

例えば、子宮筋腫の手術が必要な方で、あわせて不妊症でお悩みの方には、不妊治療の専門家のいる施設をご紹介してそちらで手術を受けていただくといったように、一律に基幹病院をご紹介するのではなく、「この病気で、この患者さんだったらここが最適」というように紹介先を選んでいます。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮の内腔を覆っている組織(子宮内膜)が何らかの原因で卵巣や卵管などにできる病気です。主な症状は月経痛や不正出血などで、20~40代の方に多くみられます。子宮内膜症は不妊の原因となる病気ですので、異変を感じた場合にはできるだけお早めにご相談ください。

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍とは、卵巣は子宮の左右に1つずつある卵巣にできる良性腫瘍です。卵巣は腹部の奥にあるため自覚症状が現れにくいのですが、腫瘍が一定以上の大きさになると腹囲が大きくなる、腹部の違和感などの症状が現れ、さらに大きくなると頻尿、便秘、足のむくみなどの症状が現れます。少しでも「おかしいな」と思われた時には一度当クリニックへご連絡ください。

子宮下垂・子宮脱

出産の影響などにより、子宮が下垂して正常な位置よりも下がった状態を「子宮下垂」と言い、これが悪化して腟外に子宮が一部または全部出た状態を「子宮脱」と言います。主な症状は外陰部の不快感、排尿障害、頻尿などで、ご高齢の方に多くみられます。子宮の脱出の程度によっては手術が必要になる場合がありますが、手術をご希望にならない方や、年齢や他の病気のために手術が適応とならない方などには、「ペッサリー」というリング状の器具を腟内に挿入して、子宮を正常な位置へ持ち上げる治療もあります。ただし、あくまで保存的治療ですので、ペッサリーを外すと再び子宮は下がってしまいます。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープとは、子宮の入口である子宮頸管にできるポリープです。通常、大きさは数mmから1cm程度です。ポリープが発生する原因ははっきりわかっていませんが、出産軽軽の多い女性の多くみられるとされています。自覚症状はほとんどありませんが、性交時や激しい運動などが原因で出血することもあります。そのため、不正出血、おりものの増加、おりものに血が混じるなどの異常があれば、一度当クリニックへご連絡ください。

子宮頸部異形成

女性生殖器のうち、子宮は最もがんができやすい器官です。京都市東山区の産科・婦人科江川クリニックでは、子宮頸がん・子宮体がんなどのがんが見つかった場合には、責任を持って信頼のおける専門機関をご紹介していますが、「子宮頸部異形成(子宮頸がんの前がん病変)」の管理は行っています。

子宮頸部異形成は程度に応じて「軽度異形成(CIN1)」「中等度異形成(CIN2)」「高度異形成・上皮内がん(CIN3)」の3つに分類され、CIN1、CIN2の場合、半数の患者さんが自然治癒するとされていますが、CIN3や、CIN2が長期にわたって遷延する場合には治療が必要になります。

治療方法は手術で、主なものに「子宮頸部円錐切除術」と「子宮全摘」があります。子宮頸部円錐切除術は、妊娠を希望するなど子宮を温存する場合の方法で、病変部位を含む子宮頸部(入り口部分)を円錐形に切除します。

そのほか、いくつかの条件を満たした子宮頸部異形成に対してはCO2レーザーによる「子宮頸部レーザー蒸散治療」を行っています。

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