三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“妊娠初期の出血と腹痛”についてです。
妊娠初期の出血について
妊娠すると体にいろいろな変化が起こることから、妊娠初期にはお腹に痛みや違和感、少量の出血がみられるという方が少なくありません。
妊娠初期には、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる赤ちゃん側の細胞が、お母さんの子宮内膜にある血管を破ることで出血が起こる場合があり、およそ30%の妊婦さんが妊娠初期の出血を経験すると言われています。
絨毛が母親の血管を突き破り、入り込むことで胎盤が作られていくと、赤ちゃんとお母さんの間で栄養や酸素のやり取りができるようになっていきます。
妊娠初期の腹痛について
妊娠によるホルモンバランスの変化や、つわりによる脱水などは便秘を起こす原因となり、下腹部に違和感を感じることがあります。
また、子宮が大きくなるにつれ筋肉が引き伸ばされると、お腹に痛みが生じ、子宮を支えている靭帯が引っ張られて痛みが出る場合もあります。
お腹の片側だけにチクチク、ズキズキとした痛みが出るのは靭帯が引っ張られているときにみられる症状で(円靭帯痛)、内側から引っ張られているように感じるという方も多くいらっしゃいます。
これらの痛みや違和感の多くは生理的なものであるため、しばらく休めば痛みが引いていくようなら心配することはありません。
ただし、継続した痛みや、我慢ができないほどの痛みがある場合、また、出血を伴う場合には、すぐに産婦人科を受診するようにしましょう。
痛みがあったら無理をしないで安静に
お腹に痛みを感じたら、重いものを持つなど、お腹に力が入る姿勢を避け、椅子に座る、横になるなど安静を心がけるようにしましょう。
また、少量の出血であればそこまで心配はありませんが、妊娠初期に流産が多いことも事実であるため、気になる症状があれば三条京阪駅・三条駅の産科・婦人科江川クリニックへお早めにご相談ください。