三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“女性ホルモンのはたらき”についてです。
エストロゲンとプロゲステロンのはたらき
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、月経や妊娠に関する役割のほか、女性の身体全体の健康を維持するためのさまざまな役割を担っています。
・エストロゲンのはたらき
女性の乳房や性器の発育を促進し、月経周期や妊娠を調整する以外に、骨の形成の促進、骨密度の維持、コレステロール値の調整、皮膚の弾力性の保持、髪の成長促進など女性の身体全体の健康を支えるはたらきをしています。
・プロゲステロンのはたらき
子宮内膜の発育をサポートし、妊娠時には胎児の成長と胎盤を形成する役割を担っています。
また、乳腺の発達や基礎体温の上昇、体内の水分を保つはたらきをしています。
更年期の女性ホルモンの減少による症状
更年期は、40代半ばから50代にかけての閉経をはさむ10年間のことを言い、女性ホルモン(エストロゲン量)の急激な減少が起こる時期です。
更年期にみられる心身の不調(更年期症状)は、ひどくなると更年期障害と呼ばれ、代表的な症状として次のようなものが挙げられます。
・ホットフラッシュ(ほてりや発汗の急増)
・睡眠障害
・不安感
・頭痛、めまい
・イライラ
・憂うつ
・性交痛
・尿失禁
また、女性ホルモンの減少により、骨密度が低下し骨粗しょう症の可能性が高まり、心臓血管疾患のリスクが増加するほか、乾燥肌、しわ、髪のつやの減少などの変化もみられます。
更年期症状の治療方法
更年期の症状を軽減するホルモン療法(HRT)は、不足するエストロゲンを錠剤や塗り薬、貼り薬などで補充し、自律神経のバランスを整える方法です。
更年期の症状は人によりさまざまで、症状の強さにも個人差があるものです。
ご自身が辛いと感じたらあまり我慢せず、お早めに三条京阪駅・三条駅の産科・婦人科江川クリニックへご相談ください。