三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“ピル服用を開始する年齢”についてです。
月経について
月経とは、受精に使われることがなかった卵子と厚くなった子宮内膜が、血液とともに体外へ排出されることを言います。
初潮を迎える時期は、個人差はあるもののだいたい10〜12歳頃が多く、それから平均的に50歳頃で閉経するまで月経が続くことになります。
一時代前の女性は初潮を迎えて間もなく結婚、妊娠、出産をし、生涯で何人もの子供を産んでいましたが、今では女性の出産回数が少なくなり、月経そのものの回数が昔に比べて圧倒的に多くなっています。
このことから、現代の女性の多くはおよそ20年以上の間排卵と月経をくり返すこととなり、卵巣に負担がかかった状態であると言えるでしょう。
ピルは何歳から飲めますか?
低用量ピルは、生理が始まっていれば10代からでも飲むことができます。
早いうちからピルを使用することに抵抗があるかも知れませんが、初潮を迎える頃はホルモンバランスが乱れがちな時期であるため、生理が規則的に来るまでは無排卵であったり、周期が不順になることも多くあります。
このような時期からピルで月経をコントロールできれば、生理の激しい痛みや生理周期が長いなどの症状が緩和され、学校や日常生活が過ごしやすくなるのではないでしょうか。
また、10代頃の月経困難症を改善することは、将来的に子宮内膜症の予防につながるというデータもあります。
早い時期からの月経コントロール
個人差はありますが、女性ホルモンが活発な方は初潮が早く、閉経も遅い傾向にあります。
早い時期から生理をコントロールしておくと、排卵障害が改善するなどして、将来妊娠・出産を希望したときに妊娠しやすくなり、不妊治療よりも体の負担が少なく済むと考えられます。
10代前半でもピルを服用してもいいのかお悩みの方、月経のコントロールを希望する方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。