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【院長ブログ】妊娠糖尿病とは

2022.12.04

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶種手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“妊娠糖尿病”についてです。

妊娠糖尿病について

妊娠糖尿病とは妊娠中に糖代謝異常が初めて発見されることで、妊娠前に診断されている糖尿病や妊娠中に明らかな糖尿病と診断される場合は妊娠糖尿病に含まれません。

妊婦の方の7~9%は妊娠糖尿病と診断されており、特に肥満、高年妊娠、糖尿病の家族歴のある方、巨大児出産既往のある方などはリスクが高いと考えられています。

 

妊娠糖尿病によってお母さんが高血糖の状態になると、お腹にいる赤ちゃんも高血糖となるため、次のような合併症が起こることがあります。

 

・お母さんに起こりうる合併症

妊娠高血圧症候群、肩甲難産(赤ちゃんの頭が出た後、肩が産道にとどまり出てこない状態)、羊水量の異常、網膜症、腎症

 

・赤ちゃんに起こりうる合併症

流産、心臓の肥大、形態異常、巨大児、低血糖、電解質異常、多血症、黄疸、胎児の死亡など

妊娠糖尿病の診断

妊娠初期に随時血糖を測り、値が高い場合にはブドウ糖負荷試験をして診断をします。

また、妊娠が進むとインスリンが効きづらくなるため、妊娠初期の段階で陰性だった方でも妊娠中期(24~28週)に再度スクリーニング検査を受ける必要があります。

妊娠中・出産後の注意点

妊娠中は運動療法を行うことが難しいため、まずは食事療法を行い、食前が100mg/dl未満、食後が2時間120mg/dl未満を目標として血糖を管理していきます。

もし血糖管理が十分できない場合には、赤ちゃんに影響しないインスリン注射を使用して血糖の管理を行います。

 

また、出産後は6〜12週間後に再度ブドウ糖負荷試験を行い、妊娠糖尿病が治っているかどうかを調べます。

妊娠糖尿病になった方は、治った後も妊娠糖尿病にならなかった人に比べ、糖尿病になる頻度がおよそ7倍であると考えられますので、その後も定期的に検診を受ける必要があります。

 

妊娠時には、糖尿病についての正しい知識を持って食事や運動に気を配った生活を送ることが大切です。

妊娠中に気になることや不安なことがある場合は、遠慮せずに主治医に相談するようにしましょう。

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