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【院長ブログ】早産・切迫早産

2023.02.03

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“早産・切迫早産”についてです。

早産について

早産とは、正期産(妊娠37週0日から妊娠41週6日までの出産)より前の出産のことであり、すべての妊娠の約5%に発生していると言われています。

日本では妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産は早産、妊娠22週未満の出産は流産とされていますが、医療技術の違いから国により早産の扱いは異なります。

赤ちゃんは早く生まれるほど重篤な障害があらわれる率が高く、生まれたときの体重が500g前後であれば新生児集中治療室での治療が長期間必要となることから、早期の診断と予防が重要となります。

切迫早産について

切迫早産とは、早産のリスクが高い状態にあることを言います。

具体的には、子宮収縮が規則的かつ頻回に起こって子宮口が開き、赤ちゃんが生まれそうになっている状態のことです。

破水が起こり羊水の流出が続くと、陣痛が起こったり、細菌感染や赤ちゃんが圧迫されるなどの問題が生じる恐れがあります。

早産になりやすい場合とは

以前の妊娠で早産になった方は、早産になりやすいと考えられます。

また、双子や三つ子などの多胎や細菌性腟症の方、子宮頸部を切り取る円錐切除術という手術を受けた方も早産になりやすいと言われています。

また、切迫早産の治療は安静に過ごすことが基本となり、内服薬を使用するなどして様子を見ますが、入院が必要になる場合もあります。

 

切迫早産や早産を予防するためには、バランスよく食事をしてストレスを溜めず、体を冷やさないようにするなど、妊娠生活で無理をしないことが大切です。

妊婦健診をきちんと受診して、妊娠中の気になることや不安な点は、医師にすぐ相談するようにしましょう。

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