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【院長ブログ】ヘルペス

2023.06.06

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“ヘルペス”についてです。

ヘルペスとは?

ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症で、主に皮膚や粘膜で症状が現れます。

ヘルペスには主に2つのタイプがあります。

HSV-1(ヘルペス・シンプレックス・ウイルス1型)とHSV-2(ヘルペス・シンプレックス・ウイルス2型)で、HSV-1は主に口唇ヘルペスを引き起こし、HSV-2は主に性器ヘルペスを引き起こします。

原因と主な感染経路

ヘルペス感染症の原因は、ヘルペス・シンプレックス・ウイルス(HSV-1およびHSV-2)です。感染経路は以下の通りです。

密接な接触

感染者の皮膚や粘膜と健康な人の皮膚や粘膜が触れ合うことで、感染が広がります。

これには性行為も含まれます。

唾液

キスや飲み物の共有など、感染者の唾液が健康な人に直接接触することで感染が広がります。

出産

母親がヘルペスに感染している場合、赤ちゃんに感染するリスクがあります。

ヘルペスの症状

ヘルペス感染症の症状は、感染部位やウイルスのタイプによって異なります。

症状は通常、感染後2〜20日で現れますが、無症状で進行することもあります。

主な症状は以下の通りです。

口唇ヘルペス

・口の周囲、唇、顔、または口腔内に水疱が形成される

・痛み、かゆみ、腫れ、赤み

・水疱が破れると痛みをともなう潰瘍ができる場合がある

・発熱、筋肉痛、リンパ節の腫れ(初感染時)

性器ヘルペス

・性器や肛門周辺、大腿部、お尻に水疱が形成される

・痛み、かゆみ、腫れ、赤み

・水疱が破れると痛みをともなう潰瘍ができる場合がある

・排尿時の痛み

・発熱、筋肉痛、リンパ節の腫れ(初感染時)

ヘルペスの治療方法

ヘルペス感染症は完全に治癒することはできませんが、抗ウイルス薬を使用することで症状を軽減し、再発の頻度を減らすことができます。

抗ウイルス薬を使用して症状の軽減、発疹の治癒の促進をはかるほか、痛みやかゆみを軽減するために、鎮痛剤や抗ヒスタミン薬が使用されることがあります。

また、皮膚の清潔と乾燥を保ち、適切なケアを行うことで、症状の悪化を防ぐことが可能になります。

 

ヘルペスの症状に心あたりがある方は、そのままにせずに産科・婦人科江川クリニックへお早めにご連絡ください。

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