三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“おりものの異常”についてです。
おりものについて
おりものとは、子宮や腟、汗腺からの分泌物が混じり合ったものです。
おりものには「デーテルライン桿菌(かんきん)」と呼ばれる常在菌がいて、大腸菌やカンジダ真菌などの雑菌が増えないよう、腟内の環境を整える役割を担っています。
正常なおりものとは?
正常時のおりものは半透明または白っぽい色をしており、少し粘り気があります。
また、月経直後を除いて臭いはあまりありません。
なお、ホルモンの影響を受けるため、排卵期や月経直前はおりものが増えるなど量や状態は変化します。
おりものの異常と疑われる病気とは?
おりものの状態により、次のような病気の可能性が考えられます。
・水っぽいおりものが多く出る
クラミジア頸管炎や、卵巣のう腫の症状の1つである可能性があります。
・ヨーグルト状のおりものが多く、かゆみがある
カンジダ腟炎の疑いがあります。
・ピンク色や茶色のおりものが出る
おりものに血液が混じっており不正出血が疑われます。
子宮頸管炎や子宮頸管ポリープ、子宮がんなどの可能性が考えられます。
・黄緑色のおりものが出る
淋菌への感染や大腸菌などの雑菌による細菌性腟炎が考えられます。
・泡立ったようなクリーム色のおりものがみられ、強いかゆみがある
トリコモナス腟炎の可能性があります。
・魚が腐ったようなツンとした強い臭いがある
ガードネレラと呼ばれる雑菌の増加、または腟内に異物が入っていることが考えられます。
おりものの量には個人差がありますが、以上のように普段と違うおりものがみられたり、臭いがいつもと異なる、強いかゆみがあるといった場合には、三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックへお早めにご相談ください。