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【コラム】20~30代女性に多い子宮の病気に注意

2021.04.29


三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、 初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“20~30代女性に多い子宮の病気”についてです。

 

30~40代に多くみられる子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮筋層に良性の腫瘍ができる病気で、「エストロゲン」という女性ホルモンの1つが影響し成長すると考えられています。

そのため、エストロゲンの分泌が盛んな時期(30~40代)に発症する方が多く、50代以降になると患者数は減少していきます。

子宮筋腫は自覚症状がないことが多いですが、経血が多く貧血になったり、頻尿、腹部の膨満感などの症状が出る場合もあるので、気になることがあれば早めに診察を受けるようにしましょう。

子宮内膜症は、30代前半が発症のピークです

子宮内膜症は、20代後半から増加傾向にあり、30代前半が発症のピークとなります。

本来は子宮の内側にある子宮内膜組織が、子宮以外の場所にできてしまう病気で、特に卵巣にできやすく、卵巣に発生した子宮内膜症を「チョコレート嚢胞」と呼びます。

子宮内膜症を発症するきっかけとしては、経血の逆流が挙げられます。

通常、月経により経血は体外に排出されますが、一部が卵管を通りお腹に逆流します。

この逆流した経血内の内膜組織が、子宮内膜症を引き起こすと考えられているのです。

現代は晩産化の傾向があり、月経の回数が増えていることも、患者さんが増加している一因と言われています。

症状としては、月経痛、下腹部痛、腰痛、排便痛、性交痛などがみられ、病気が進行すると不妊の原因となる場合があるので、ひどい月経痛があれば婦人科を受診するようにしましょう。

不妊に影響することも

子宮内膜症は、不妊症の方の30~40%に見つかる病気であり、子宮筋腫も不妊に影響するケースがあります。

30歳前後の頃というのは、妊娠、出産について考える方が多い時期です。

子宮に病気がないかを知り、自分の体をケアしていくことも、これからの妊娠や出産への大切な準備の1つと言えます。

気になることがあれば婦人科を受診し、定期的に婦人科検診を受けるようにしましょう。

 

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