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【コラム】働く女性のカラダ

2021.05.10

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。

こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。

今回は“働く女性のカラダ”についてです。

働く女性の体にみられる傾向とは?

女性の体は年齢とともに変化していくため、よく起こる婦人科系の悩みも年代により変わってきます。

20代では無理が利いていても、30代、40代と年代が上がるとそうもいかなくなりますし、特に働く女性は体が緊張状態であることが多いため、血管の収縮から血のめぐりが悪くなり、子宮に影響することも考えられます。

次に、働く女性の体によくみられる傾向を記載します。

・出産回数の減少によって生理の回数が増え、子宮内膜症、月経前症候群(PMS)、生理不順が起こりやすい

・タンパク質(肉、魚)不足などによる栄養・エネルギー不足、痩せ過ぎ

・偏った食事や睡眠不足からくる体の冷えと、冷えによって起こる体調不良

20代では、仕事や家事の疲れから食事内容をおろそかにしたり抜いてしまうことが多く、30代になって不調を訴える方が少なくありません。

婦人科系のお悩みを世代別に見てみると…

・20代

生理による不調…生理痛や、生理周期が定まらない生理不順が多くみられ、過度なダイエットによって生理が止まる人もいる

<増加する病気など>

月経困難症…日常生活に影響が出るほど生理が重くなる

卵巣機能不全…無月経、無排卵などがみられる

・30代

生理による不調…生理痛や生理不順に加え、生理前に起こるイライラ、落ち込み、むくみといったPMSが増加する

<増加する病気など>

子宮内膜症…ひどい生理痛がみられる

子宮筋腫…子宮の筋肉に良性腫瘍ができる

卵巣のう腫…自覚症状がないままに病気が進行する

子宮頸がん…30〜40代に多くみられる

 

・40代

生理による不調…30代から続くPMSの症状や、更年期へと向かうためホルモンバランスに変化があり、生理が不順になる

 

<増加する病気など>

子宮内膜症…ひどい生理痛がみられる

子宮筋腫…子宮の筋肉に良性腫瘍ができる

卵巣がん…卵巣に悪性腫瘍ができる

 

このように、女性の体に起こる変化やそれにともなう悩みは、年代ごとに変わってきます。

働く女性はご自身のケアを後回しにしがちですが、じっくりと心身を見つめ、調子を整えながら年を重ねるのは大切なことです。

気になることや心配なことがあれば、ぜひお早めにご相談いただきたいと思います。

 

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