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【院長コラム】中絶手術を受けると、今後妊娠しにくくなる?

2021.09.30

中絶手術を受けると、今後妊娠しにくくなる?

三条京阪駅・三条駅から徒歩1分のところにある産科・婦人科江川クリニックでは、“生涯にわたって女性の健康を守る”ということをコンセプトに、生理に関わるお悩みや婦人科疾患の治療、そして妊婦健診、初期中絶手術、ピルの処方などライフステージごとに現れる様々な女性のお悩みにお応えしております。
こちらのブログではそうした“女性のヘルスケア”の一環として、健康やお悩み解消に繋がる色々な情報をお届けして参ります。
今回は“中絶手術後の妊娠”についてです。

中絶手術を受けると不妊になる?

「人工妊娠中絶手術を受けると、妊娠しづらくなり不妊になるのでは?」という不安をお持ちの方は少なくないかも知れません。
日本産科婦人科学会によれば、中絶手術後にみられる影響として、月経不順、不妊症、習慣流産、次回出産時の障害、精神的な問題などの可能性があるとの報告がなされていますが、今のところ統計データがあるわけではなく、はっきりとはわかっていないのが実情です。

合併症による不妊のリスク

初期の人工妊娠中絶手術には、当クリニックで採用している「吸引法」のほか、「掻爬(そうは)法」という手術方法があります。
これらの術後に合併症が起こった場合や、また、人工妊娠中絶を何度もくり返した場合は、その後の妊娠に影響が出ることも考えられます。
合併症には、手術によって子宮の内部や頸管が傷つき出血することや、感染による発熱などがありますが、これらについても不妊との因果関係が明確に証明されているわけではありません。当院のホームページ「初期中絶手術ついて」でもお示ししていますが、金属製ではなく、プラスティック製の吸引器を用いることで、手術の際の痛みがより少なく、子宮筋層の穿孔等の手術時の合併症もより少ないとされるMVA法(手動真空吸引法)にも対応しています。より痛みが少ないので、麻酔で眠らないまま手術を受けたい方にも使用できます。(MVA法追加料金 22,000円 税込)ご相談ください。

ただし、医学的に証明されていないとはいえ、中絶手術は母体や子宮に負担がかかることは明らかです。
まだ妊娠を望んでいないのであれば、不妊のリスクと考えられる要因を少しでも避けるために、きちんと避妊をするようにしましょう。

 手術後はゆっくり休み、心身のケアを行いましょう

中絶手術を受けると、体だけでなく精神的にもダメージを受けるものです。
しかし、合併症を起こしていないのであれば、中絶手術そのものが原因となって不妊になるとは限りません。
あまり思い悩まず、ゆっくりと休息を取って心身のケアを行うようにしましょう。
また、精神的なストレスからホルモンバランスが崩れることも考えられます。
不安なことや不妊への心配などがあるならば、おひとりで悩まず、クリニックの医師へ相談されることをおすすめします。

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